前橋市元総社町

あおなし歯科クリニック通信

舌癌と頬粘膜がん
※引用 希少がんセンター
ホームページより

Vol.1口腔がんについて

Vol.1は口腔がんについての情報のご案内です。

皆様は口腔がんと聞くと、聞いたことはあるけれど、具体的にどんな病気なのか?罹患するとどうなるのかがわからない方がほとんどではないでしょうか?

ここ群馬県での2017年度のがん患者の全体数は14,849件でその中の約2%が口腔がんに罹患していました。

全体で割合が高いのが男性ですと前立腺がん19.2%、女性が乳房に関わるがんで22.9%という割合となっております。

2%というと少ないとお感じになるかもしれませんが、決して侮ることは出来ません。

 

今回の歯に関する情報は口腔がんについてご案内いたします。

 

  • 口腔がんとは何ですか?

舌、歯肉、上顎、頬の粘膜など口腔内にできる癌です。

口腔内にできるため、食べる・飲む・呼吸するなどの口腔機能が大きく妨げられる可能性があります。

口腔癌は癌全体の2%ほどですが、直接生命に関わる重大な疾患です。

 

  • 口腔がんを引き起こす原因
  1. 喫煙
  2. 飲酒
  3. 慢性刺激:合っていないかぶせもの・詰め物・義歯で口腔内を刺激している
  4. ウイルス
  5. 栄養失調

 

  • 症状

主な自覚症状は口の中の異物感、しこり、しみる感じ、なかなか治らない口内炎、入れ歯が合わないなどがあります。進行すると、痛み、口の開けづらさ、飲み込みづらさ、出血、首のしこりなどが現れます。口の中は自分自身で十分観察できますので、気になった場合はまずは鏡で口の中を観察し、触ってみましょう。

固いしこりとして触れる場合は口腔がんの可能性があります。 

 

  • セルフチェックのポイント
  1. しこりや腫れがないか?
  2. 傷や出血がないか?
  3. 赤い斑点や白い斑点がないか?

などが挙げられます。少しでも気になる症状があれば、かかりつけ医か最寄りの歯科医院にご相談ください。

必要以上に怖がったり、放置することは決してなさらないようお願いいたします。

あおなし歯科クリニックでも診察が可能です。

プロの目で見て明らかに異常があれば、癌専門の先生がいる病院をご紹介いたします。

早期発見・早期治療が非常に大切です。

 

  • 診断と治療

確定診断のためには腫瘍の一部を採取し、顕微鏡で確認する病理検査が必要です。

病変の浸潤や転移を確認するために、CT,MRI検査などの画像検査を行います。

治療は基本的に手術が最も確実とされます。

病巣の切除と必要な範囲の首のリンパ節の切除です。

早期のものであれば機能障害もあまりなく、治癒が十分見込めます。

◎まとめ

口腔内に普段とは違うなにか異変を感じたら、そのままにしておかないということが重要となります。

どんな病気であっても「早期発見・早期解決」は共通です。

なんでもなかったならば、それに越したことはないのですから…。

患者様のお口の健康を願っております。

 

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