前橋市元総社町

あおなし歯科クリニック通信

Vol.3 諸説あるけれど歯磨き後のうがいの回数って何回が正しいの?

Vol.3は「結局のところ歯磨き後のうがいの回数はいっぱいするのが良いの?それとも1回?」です。

人によっては数回するという方もいらっしゃるかと思います。

昨今の新型コロナウイルスの背景もあり、「うがい習慣」というのは定着して参りました。では歯磨き後のうがいに関してはどうでしょう?

お口の中の汚れやカス・歯磨き粉の残りなどをきちんとすすぎたいからたくさんうがいしてしまうという方も多いですよね。お気持ちはわかります。

しかし、実は歯磨き時のうがいは1~2回で良いと言われています。

むし歯はいわゆるむし歯菌が糖を食べて酸を作り、これが歯の成分である(ハイドロキシ)アパタイトを溶かすことにより起こります。これを「脱灰」といいます。

初期のむし歯では、脱灰したアパタイトが歯に戻る「再石灰化」と呼ばれる現象が起こります。

フッ素は再石灰化を起こしやすく、いったん歯に戻ると次には脱灰しにくいため、歯の表面が強いアパタイトに置き換わってむし歯に強くなります。

 

最近の歯磨き粉はフッ素入りの歯磨き粉が本当に多くなりました。

このフッ素入りの歯磨き粉は再石灰化予防に大変効果的なんですね。

ですので、

歯磨き後何度もうがいをしてしまうと、歯みがき剤に含まれるフッ化物が流れて薄くなってしまうのです。

歯磨き後に汚れを吐き出した後の仕上げのうがいは、ごく少量の水で1回だけにして、

しばらく飲食しないことにより再石灰化効果が高まると言われています。

 

これまでの習慣を変えるのはなかなか難しいかもしれませんが、フッ素入りの歯磨き粉を使用されている方はぜひすすぐ回数を少なくして見てくださいね。

初期むし歯の予防や進行をおさえる意味では大変効果的です。

あおなし歯科クリニックではフッ素入りの歯磨き粉のご紹介や効果的な歯磨き指導を行っております。気になる方は是非ご相談くださいね。

 

 

 

ライオン デントチェックアップスタンダード(DENT.Check-Upstandard)
フッ素1450ppm 135g

フッ素入り歯磨き粉

当院でもフッ素入りの歯磨き粉を取り扱っております。

特長としては

  1. フッ素滞留性を高めた独自処方。
  2. フッ素が口腔内のすみずみまで広がりやすいソフトペースト。
  3. 歯や歯肉にやさしい低研磨性。
  4. 少量洗口に適した少ない泡立ち、やさしい香味。

といった使用感があげられます。使ってみた感じですが、その後に例えばお水を飲んだとしても苦くないし、スースーもしません。

よくあるミントのハードな強さも無かったです。使い心地は◎です。しかも高濃度フッ素配合ですから、むし歯予防にも期待できます。

当院でもご購入可能ですし、ネット通販でも購入いただけるようです。

ご参考までにご紹介でした。

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