前橋市元総社町

あおなし歯科クリニック通信

~Vol.25~
歯の神経が死ぬと
痛みを感じないってほんと?

歯の神経が死ぬと虫歯の痛みから開放されるのは本当です。ただし・・・

虫歯が進行するといずれは歯髄まで虫歯菌に侵され、そうなると虫歯の痛みは激痛に変わります。放っておいて、さらに虫歯が進行すると、神経は死ぬこととなり、痛みを感じなくなります。

皆さんが思う通り、「神経が死ねば虫歯は痛まなくなる」で間違っていません。

辛い痛みから解放されるのは嬉しく思うかもしれませんが、神経が死んで痛みから開放されたからといって虫歯治療をしなくても良い、ということではありません。

実際に神経が死ぬことでどんな問題があるのかを今回は説明していきます。

痛いから
虫歯治療をするのではなく・・・

虫歯で神経が死ぬと痛みを感じなくなります。
痛くないから歯医者行かなくてもいいや!とそのまま放置される方も少なくありません。

「痛くないから治療しなくても良い」、この考えは実は誤りなのです。

例え神経が死んだとしても、虫歯は治療しなければなりません。

その理由として、

  • 治療しない限り虫歯菌は生き続ける
  • その虫歯菌は体のいたるところに悪さをする
  • 神経まで進行した虫歯を放置すれば、やがて歯は完全にボロボロになる
  • さらに放置すれば今度は虫歯菌が血液に入り込み、血管を通じて全身にまわります。

ここで脳にまわれば脳梗塞、心臓にまわれば心筋梗塞を引き起こす可能性も少なからずあります。

このような理由から、例え神経が死んで痛みが無くなったとしても歯科医院に行ったほうが良い、と言えます。

神経は死んでも、虫歯菌は死なない。と覚えていただければと思います。

一番良いのは早めの治療

上記の説明から、神経が死んだから痛くない!良かった!は間違い、ということに気づけたかとは思います。
 
一番良いのは、歯の痛みを感じてすぐに治療すれば神経が死ぬほどの事態まで至りません。
歯が痛くなったらすぐ歯科医院に行くと心掛けることがおすすめです。
 
もっと良いことは、痛みを感じる前の初期段階での虫歯に早めに気づくことが理想です。
初期虫歯に気づくには、やはり定期的な歯の検診を受けるのが一番です。
定期的に検診を受けて虫歯にいち早く気付ける環境を整えることが大切です。
 
前橋市のあおなし歯科クリニックでは定期的な歯の検診を推奨しています。歯の痛みは辛いですからね。そうなって欲しくないと心から思っています。
 
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