前橋市元総社町

あおなし歯科クリニック通信

歯周病は様々な弊害をもたらします。

~Vol.33~
歯のメインテナンスの大切さ

歯周治療を受けると歯周病原菌が減少して、良好な歯ぐきの状態が得られます。しかし治療終了後に安心してしまい、そのまま数年間などの期間、定期的な管理をしないと歯周病原菌が増加したり、咬み合わせが変わったりして歯周病が再発することがあります。
そこで定期的に歯科医院を受診して、さまざまな項目のチェックやお口の清掃を受けることをメインテナンスと言います。

 

メインテナンスの効果

歯周治療の主な目的は、原因である歯周病原菌を減らすことであり治療終了時には歯周病原菌はかなり減っております。
しかし時間が経つと磨き残しや生活習慣により、歯周病原菌が増えたりして歯周病が再発しやすくなります。

※出典:厚生労働省e-ヘルスネットより引用

上記の写真は歯周治療後メインテナンスを受けずに再発した症例と、歯周治療後メインテナンスを行いながら5年後に来院した時の症例です。
歯周治療の終了は次のメインテナンスのはじまりでもあります。

1回施術したから終了というわけではなく、定期的なメインテナンスが健康なお口環境をキープする秘訣でもあるわけです。

メインテナンス治療内容

メインテナンス時には
「1. 歯みがきの状態」
「2. 歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さ」
「3. 咬み合わせに問題はないか」
「4. その他、義歯や修復物の状態」
などをチェックします。

歯ぐきは一見健康でも、歯周ポケットを調べることによって再発を早期に発見することができます。歯周ポケットの深さが増したり、出血が見られる場合は歯周病原菌が増加している可能性があります。そのような場合は歯科医師または歯科衛生士が専用の器具を使って歯ぐきの中の歯石や歯垢を除去します。

さらに歯の表面を磨くことによって歯垢がつきにくくします。

メインテナンス間隔

メインテナンスの間隔は、歯周病の重症度や歯みがきの状態などによって個別に決める必要があります。

軽度の歯周炎だったり歯みがきが上手な方は、半年に一度のペースでも大丈夫な場合があります。歯科医師とよく話し合うことが必要です。

まとめ

このような症状があったら歯周病を疑ってください!

いかがでしたでしょうか?

日本人の歯を失う原因の第1位は歯周病(37%)となっており、歯周病罹患率は15-24歳が20% 、25-34歳で30% 、35-44歳で40%、 45-54歳は50%、そして55歳以上は55-60%という割合になっています。
「私はきちんと歯磨きしているし、大丈夫!」と思っていても、年齢があがるほど罹患率も増えています。

  1. 朝起きたときに、口のなかがネバネバする。
  2. 歯みがきのときに出血する。
  3. 硬いものが噛みにくい。
  4. 口臭が気になる。
  5. 歯肉が下がって、歯と歯の間にすきまができてきた。
  6. 歯がグラグラする。

など、気になる症状がございましたら、前橋市のあおなし歯科クリニックまでご相談ください。

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