前橋市元総社町

あおなし歯科クリニック通信

~Vol.37~
永久歯はいつ頃から
生えてきますか?

6歳前後になると最初の永久歯が生えてきます。
以前は、下の第2乳臼歯の後ろにある第1大臼歯が、最初に生える永久歯となるのが普通だったのですが、最近は下の乳中切歯が永久歯に生え代わるほうが早い場合も多いようです。
永久中切歯が生えて6か月~1年くらい過ぎるとその横の側切歯や上の中切歯が生え代わり、数か月遅れて上の側切歯が生え代わります(図1)。
9歳から12歳くらいにかけては、側方歯群と呼ばれる乳犬歯、第1乳臼歯、第2乳臼歯が順次生え代わり、さらに、これらの歯の一番後ろに第2大臼歯が生えて、永久歯の歯並びが完成します。
人によっては20歳頃になると、さらに後ろに親知らず(第3大臼歯)が生える場合もあります。

子どもの歯とおとなの歯があるのはなぜですか?

顔や顎さらには全身の成長に対応するために、乳歯から永久歯への生え代わりが起こります。赤ちゃんは1歳頃になると母乳や人工乳だけでは栄養の摂取量が不足し、もっと栄養価が高い固形食品の効率的な摂取に対応するため、食物を咀嚼し、細かく粉砕するための歯が必要になります。

しかし、硬い永久歯ができるためには5年以上の長い時間を費やすため、まず、小さめでエナメル質や象牙質の厚みが永久歯の半分程度と薄く、成長変化に対応してすり減ることができる適度な硬さを持った乳歯が、生後1~2年の間に生えます。その乳歯を使って成長期前半の栄養摂取が進められます。

そして、6歳前後から12歳頃にかけて、乳歯から丈夫な永久歯への生え代わりが進み、一番後ろの第2乳臼歯のさらに後ろに第1大臼歯と第2大臼歯が生えて来て、おとなの顎の大きさと筋肉の強さに適した永久歯の歯並びとかみ合わせが完成します。

お子様が大きくなるに連れ、虫歯リスクも増えますので、しっかりした歯磨きと定期検診がとても大切になってきます。お子様の歯や口内環境で気になることがございましたら、どうぞお気軽にお問合せください。

前橋市では
2歳児歯科健康診査が実施されています

前橋市では前橋市保健センターで行う2歳児歯科健康診査を完全予約制で実施されています。

母子手帳の保護者の記録【2歳の頃】を記入し、お子さんの発育・発達を確認しましょう。

2歳児歯科健康診査の対象となる方は

  • 2歳6か月(生年月日により2歳5か月)~3歳未満までのお子さんが対象となります。(対象の健診日に都合が悪い場合は、別の日程で予約をお取りください。)

詳細はPDFをご確認ください。

予約方法は、前橋市のホームページをご参考ください。

当院では2歳6ヶ月以前でも、お子様の歯に気になることがあった場合はご相談頂くことが可能です。
ご不安な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

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