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あおなし歯科クリニック通信

~Vol.64~

歯の治療を途中でやめるとどうなる?放置するリスクを解説

  • 「歯の痛みがなくなったので、歯医者に行かなくなってしまった」
  • 「仕事が忙しくて、治療の途中から通えなくなった」
  • 「しばらく通院していないので、今さら歯医者に行きづらい」

このような経験はありませんか?歯科治療は、虫歯の状態や治療内容によって、何度か通院が必要になることがあります。しかし、痛みがなくなったり、日常生活に支障がなくなったりすると、治療が終わっていなくても通院を中断してしまう方がいらっしゃいます。

実は、歯の治療を途中でやめてしまうと、気づかないうちに症状が進行し、再び治療を始めるときには状態が悪化していることがあります。今回は、歯科治療を途中でやめた場合に考えられるリスクや、特に注意が必要な治療、しばらく歯医者に通っていない場合の対処法について、わかりやすく解説します。

歯の治療を途中でやめるとどうなる?

歯科治療を中断したからといって、必ず症状が悪化するわけではありません。しかし、治療途中の歯は、まだ十分に修復されていない状態であることも多く、放置する期間が長くなるほど問題が生じる可能性があります。まずは、治療を中断することで考えられる主なリスクをご紹介します。

虫歯がさらに進行してしまう

虫歯の治療では、虫歯になった部分を取り除き、詰め物や被せ物などで歯の形や機能を回復させます。ところが、治療途中で通院をやめてしまうと、歯の状態によっては、残っている虫歯が進行したり、新たな虫歯が発生したりする可能性があります。

特に注意したいのは、痛みがなくなったからといって、虫歯が治ったとは限らないことです。虫歯が進行すると、当初は比較的小さな処置で済む予定だった歯でも、神経の治療が必要になったり、歯を残すことが難しくなったりする場合があります。

仮詰めが外れ、細菌が入り込むことがある

虫歯や歯の根の治療では、治療途中の歯を一時的に保護するために「仮詰め」をすることがあります。仮詰めは、最終的な詰め物や被せ物とは異なり、次の治療で取り外すことを前提としたものです。そのため、長期間そのままにしていると、仮詰めがすり減ったり、外れたりすることがあります。

仮詰めが十分に機能しなくなると、歯の内部に唾液や細菌が入り込み、再び感染するリスクが高まります。特に歯の根の治療中は、内部を清潔な状態に保つことが重要です。仮詰めをしたまま通院を中断している場合は、痛みがなくても歯科医院で状態を確認してもらいましょう。

治療期間や費用が増えることがある

治療を中断している間に虫歯や感染が進行すると、当初予定していた治療だけでは対応できなくなることがあります。例えば、詰め物で修復できる予定だった歯に神経の治療が必要になったり、根の治療をやり直さなければならなくなったりするケースです。

その結果、通院回数が増え、治療期間が長くなることがあります。また、必要な処置が増えることで、治療費の負担が大きくなる可能性もあります。治療を最後まで受けることは、歯の健康を守るだけでなく、将来的な治療の負担を抑えることにもつながります。

特に注意したい3つの治療中断

歯科治療にはさまざまな種類がありますが、特に注意したいのが、虫歯の治療、歯の根の治療、歯周病の治療を途中でやめてしまうケースです。

虫歯を削り、仮詰めをしている場合

虫歯を削った後、次回の治療まで仮詰めをしている場合があります。この段階では、歯の修復が完了していないため、仮詰めの状態によっては、細菌の侵入や歯の破損などが起こる可能性があります。

また、歯を削った部分が大きい場合には、残っている歯が欠けやすくなることもあります。仮詰めのまま数ヶ月経過している場合は、症状がなくてもそのままにせず、早めに相談することが大切です。

歯の神経・根の治療をしている場合

特に注意が必要なのが、歯の神経や根の内部を治療する「根管治療(こんかんちりょう)」を途中でやめてしまうケースです。根管治療は、虫歯などによって感染した歯の内部を清掃・消毒し、再び細菌が入り込まないように処置する治療です。歯の内部は複雑な構造をしているため、状態によっては複数回の通院が必要になります。

途中で通院を中断すると、歯の内部に細菌が残ったり、再び感染したりする可能性があります。また、感染が進行すると歯の根の先に炎症が生じ、歯ぐきの腫れや痛みなどが現れることもあります。状態によっては再治療が必要になり、歯を残すことが難しくなる場合もあるため、計画された治療を最後まで受けることが重要です。

歯周病の治療をしている場合

歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨などに影響する病気です。初期の段階では自覚症状が少ないこともあり、痛みがないからといって治療を中断してしまう方もいらっしゃいます。

しかし、歯周病は症状が目立たないまま進行することがあります。歯石の除去や歯周ポケットの清掃など、必要な治療を途中でやめてしまうと、炎症が改善しきらず、歯周組織の破壊が進む可能性があります。歯周病が進行すると、歯を支える骨が失われ、歯がぐらついたり、最終的には抜歯が必要になったりする場合もあります。

歯周病の治療では、必要な処置を受けるだけでなく、その後も定期的にお口の状態を確認し、良好な状態を維持していくことが大切です。

痛みがなくなっても治療を続ける必要がある?

「歯が痛くなくなったから、もう治療しなくても大丈夫なのでは?」このように思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、痛みがなくなることと、歯の治療が完了することは同じではありません。例えば、歯の神経の治療を受けた場合、痛みが軽減したり、感じなくなったりすることがあります。

これは治療によって症状が改善している場合もありますが、歯の内部の処置や、最終的な被せ物などの治療がまだ残っていることもあります。また、虫歯が進行して歯の神経が機能を失った場合にも、一時的に痛みがなくなることがあります。つまり、痛みがなくなったという理由だけでは、歯の状態が良くなったのか、治療が必要ない状態になったのかを判断することはできません。治療が終了したかどうかは、歯科医師の診察によって確認する必要があります。

 

歯の治療を途中でやめないためにできること

歯科治療を継続するためには、治療内容や通院の見通しについて、歯科医師と十分に相談することも大切です。例えば、仕事や家庭の事情で頻繁に通院することが難しい場合は、あらかじめその事情を伝えておくとよいでしょう。

また、治療回数や費用が気になる場合も、遠慮せずに質問してみてください。歯の状態や必要な処置によっては希望どおりに調整できないこともありますが、治療の見通しを理解することで、通院を続けやすくなる場合があります。

もし治療途中で通院が難しくなった場合も、自己判断で長期間放置するのではなく、歯科医院に相談することをおすすめします。

 

まとめ
治療を途中でやめてしまった方も、まずはご相談ください

歯の治療を途中でやめてしまうと、虫歯や歯周病が進行したり、治療中の歯に新たな問題が生じたりする可能性があります。特に、仮詰めをしている場合や歯の根の治療中は、痛みがなくても注意が必要です。

治療を中断してから時間が経っている場合でも、現在の歯の状態によって必要な処置は異なります。まずは歯科医院で診察を受け、今後の治療について相談してみましょう。前橋市元総社町のあおなし歯科クリニックでは、患者さんのお悩みやご希望を丁寧にお伺いし、できるだけ歯を抜かず、ご自身の歯を長く保てるような治療を心がけています。

治療内容や通院回数、費用について不安がある方も、お気軽にご相談ください。

しばらく歯医者に通っていない方も、これからの歯の健康を守るために、まずはお口の状態を確認することから始めてみませんか?

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